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Tirako

息子の遠足の引率でNorthcoteのマラエに行ってきました。マオリ文化の中には生活の基本と
言えるものが多く大変興味深い内容の濃い1日でした。

TIRAKOという棒のスティックを投げて遊ぶ遊びを教えてもらったので今日はそのことについて
書きたいと思います。「遊ぶ」っていうのは子供にとって大事なことですね。色んなことを学習
します。「学ぶ」って言うのは机に向かって読み書きするだけのことじゃないって当たり前のこと
が身に染みて感じられました。

まず教えられたマオリの言葉がTetero(見て)」。学ぶことの基本ですよね。「見習う」とは
よく言ったものです。バイリンガルだったものの言語の発育が遅かった長男にまだ小さい頃
名詞的な言葉ばかり教えちゃってたんですよね。勿論毎日「おはよう」とか「おやすみ」とか
「大好き」とか愛情を感じる言葉もかけてあげたつもりだし、ご飯食べる時は笑顔で「おいしいね。」
って言って、虹や星を見ては「わぁ、キレイだね。」って言ったり楽しいことを共有したりもした
んですけど。長男が小さい頃は彼の瞳を通して見るもの全てが新鮮に思えて「飛行機だっ。」
とか「トラック」とか「かまきり」とかそんな「発見したもの」ばかりを追っていた気がします。
毎日がアドベンチャー。自分の庭がジャングルに見えてくるんです。毎日がドキドキワクワク
で楽しかったのですが、この頃から教えてあげればよかったと今になって思う言葉が「見て」
です。これが早くからわかればもっと色んなことを教えるのがスムーズだったんじゃないかと
思います。それと、誰でも第2子出産時に大変な思いをするのが上の子への対応だと思う
のですが、長男が「ママ見て。」って言えたらもっと楽だったろうなって思います。手は赤ちゃん
の世話でまわらなくても「わあ、スゴイねぇ。」って言ってあげることで長男ももっと安心感が
得られたんじゃないのかなぁ。次男が小学校にあがるくらいまで必死で体力を使って乗り切って
きました。そんなこんなで夫を置き去りにしてしまったところがあったり、私も体を壊してしまった
りしました。でもね、現在私の体も回復して全然元気だし、夫とも別れていない。子供達もちゃんと
育ってくれてる。今からでも遅くないと思うのでこれからもっと「見て。」を言いたいです。
まだ色々教えることありますもんね。息子達にも「ママ見て。」って言えるようなことをして
欲しい。(夫にも。)

TIRAKOの基本的な遊び方は

① 両手に棒を持つ
② 両方の棒の下の端で床を叩く
③ 二つの棒を叩き合わせる
④ 棒を投げて相手にパスする

です。④は片方だけ投げる場合と、両方の棒を投げる場合があります。やって
みるとパスが難しいんですよ。集中力を養うのにいいと思います。昨今子供達が
電脳ゲームばかりにはまってしまってますけど、目が悪くなるじゃないですか。
この遊びお奨めです。新聞紙で棒が作れますし。コツは相手とどっちが内側で
どっちが外側にするか決めると成功率が高くなります。

歌にあわせてやる時はだいたい始めは数を数えるところから。

タヒ(1) 右手の棒をあげる
ルア(2) 左手の棒をあげる
トル(3) 右手の棒を下げる
ファ(4) 左手の棒を下げる

こうやって数を教えていったんですね。5以降はマオリ語を忘れてしまったのですが
5、6は片方の棒を片方の棒で叩きます。7、8は宙に棒を回転させて投げてキャッチ。

その後は基本動作。見てるよりずっと楽しいので是非やってみてくださいね。


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by pukeko-p | 2011-09-23 01:33 | 移民の国のおつきあい