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卒業文集でわかった長男のこと

今日で長男の小学校生活が終わりました。思えばいつもニコニコしていながらも大変な状況を
乗り越えてくれたなぁと息子の逞しさに感謝するというか成長を嬉しく思います。

学校に通い始めた頃はかなり読み書きに苦戦しました。もともと言葉の発育が遅かったので
そこからも影響が出てました。長男は日本語教育もしていたのですが学校には日本人は
いませんでした。赤ん坊の頃からコーヒーグループと日本人プレイグループに、1歳半くらいに
なると近くのプレイグループへ通い日本のしまじろうも始め、2歳からプレスクールに通い始め
ました。2歳くらいから言葉の発育の遅れが気になったのでスピーチセラピーも受けていました。
自閉症の可能性もあったので色んな検査をしていただいたのですが言葉の発育以外には何も
問題はなく身支度などの発育や社交性については問題なく逆に平和的な子でした。色んなところ
に行かせていたので自然と喧嘩や攻撃的な子からは避ける術を身に付けていて、物を分け合
ったり、順番を守るということが学校が始まる前にはきちんと身についていたんだなぁとしみじみ
思います。ただ次男が生まれて1対1で何かを教えてあげることはできなかったため、言葉にも
影響が出たり、勉強の遅れが出たのだろうと思います。学校に入ってからは日本語を教える
ことは止めて学校の勉強に集中させました。学校でも特別なリーディングのプログラムに
週1回1時間させてもらってたのですが、クラスから離れて一人違うことをするのは嫌だった
みたいです。学校からしてみれば「特別なことをしてあげてる」みたいな感じかもしれませんが
私からしてみればもっと移民の国である状況を配慮した教育カリキュラムであったらいいのに
って思います。よく我慢して頑張ってくれたと思います。成績結果はともあれ、LEXILEという
全国リーディングプログラムで息子は学校でいちばん沢山の本を読破したのであり、それは
認めてあげたいところです。このプログラムにはコンピューターで内容をきちんと理解できたか
質問によるテストがあり、その正解率は高くはなかったのですが、きちんと彼なりの感想を
地道に真面目に書いてましたし。この積み重ねが後になっていつか出てきてくれると確信して
います。

交友関係においても小さい頃は人見知りをせず友達を作るのが得意な私のママ友の子供と
遊んでいて色んな子と遊んでいました。学校に入ってからも色んな子を家に呼んで遊んだり
していたのですが、どうも言葉が足りないのでだんだん友達との遊び方も希薄な感じが
しました。遊び方もだんだんルールが難しくなってくることについていけなかったみたいで
そんなところも可愛そうでした。今笑い話として話してあげてケラケラ笑ってますけどねぇ。
その当時はあーあって感じでしたよ。例えばサッカーチームに入れても外枠の線全然見てない
し、どっちが自分のチームの側だか忘れちゃったり。。。。なまじ足だけは速いのでボールには
いつも喰らいつけるのでやじ飛ばされっぱなし。。。めちゃくちゃでした。今思えば7歳なんだから
それでいいじゃないのっていうか、コーチ何やってんだって言いたいですけどねぇ。今は休み
時間にサッカーとかバスケとかに夢中なのでこれも本当に笑い話なんですけどねぇ。当時は
教えるのに本当に苦労しました。

3年生くらいになった頃気づけば仲のよい友達という子がいませんでした。思えば私の交友
関係についてきたり、サッカーなんかをやらせてたりとか、誰とでも揉め事を起こさずなんとか
その場をやりくりするなんてことを小さい頃から学んできたけど、遊んでて楽しいって思った
ことはあったのか。いつも学校の成績表に「マナーがよく誰からも好かれる子です。」って
書かれてたけど本人は誰のことも嫌いじゃないけど好きでもなかったようで。5年生になって
初めていつもつるむような友達が近所で出来ました。2つ年下だけど頭がよくって礼儀正しい
子でいつも家に遊びに来てくれました。6年生になってからはクラスの男の子2人と特別仲が
よくって1人はいつも家に遊びに来てくれるし、もう一人はいつも学校でつるんで遊んでいた
ようです。大概昼休みはバスケかタグをして遊んでいるので大勢の男子と遊んでますけど、
特別仲のよい友人の存在というのは大きいですよね。

「卒業文集を読んでわかったこと」なんですけど、どうしてこの二人が長男にとって特別なのか
がわかったんです。この文集は文集というか自分のプロフィールが載せてあり、自分が好きな
こととか家族、友人、この一年で心に残ったことなどが書かれてあります。二人とも家に遊びに
来てくれて話をしたりして知ってたんですけど、二人ともジェントルマンなタイプなんですよ。
他男子はマシンガンが出てくるような戦闘タイプのゲームとか映画が好きみたいなんですよね。
特に仲がよかった二人以外にも学校では5人で行動していたみたいなんですけど、この5人以外は
皆この戦闘的タイプな男子だった訳です。
5人のうち2人は放課後にアートクラスに通っていて、一人は本を読むのと数学と料理が得意な
子、もう一人はバスケが大得意な子です。文集を読むとこの5人が友達同士であったことが
よくわかるのですが、他男子を見ると体外友人は8人くらい書いてあるので大勢の方が楽しそう
って思ったりもするんですけど「きちんと自分の気が合う子がわかってそういう子と友達になる
ことが出来た」っていうところが嬉しいなぁって思いました。


自分達でなんとかやっていける仲間が出来たことを確認して私も少しだけ長男から卒業した
思いがします。中学校の卒業、高校の卒業を果たして私もだんだんと子供達から卒業して
いくんだろうなぁ。


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by pukeko-p | 2011-12-16 23:48 | 育児