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中3科学の教科書に学ぶ細胞学


「あー、こういうこと勉強したなぁ。」ってことと、新しいことと。

ブロッコリーからDNAを抽出してみようって実験、「へっ?こんな簡単に
DNAって抽出出来るの?」って驚きました。

私達の時代にはDNAなんて習わなかったので、えらく難しく考えてた
んですけど、なんかそうでもなさそう。これを発見した人はすごいと
思うけど、それを理解するのはそんな困難じゃない気がします。

でもなー、遺伝子組み換えの説明で「除草剤に強い品種の開発による
農作業の負荷軽減」って書いてあるのを見て、私はやっぱり自分で
雑草抜きたくなります。

だって除草剤って聞くと私はベトナム戦争で使われた枯葉剤連想
しちゃうんです。あれだってシャム双生児が生まれる原因になるって
想像出来たでしょうか?スプレー散布する農家の方に健康の被害は
出ないのかな?

「安全確認をした上で」って書いてあるけど、私は懐疑的です。
確かに除草剤についても遺伝子組み換え食品についても
少しなら大丈夫とか短期に現れる健康上のデメリットはないの
でしょう。でも、それに慣れて沢山摂取した時の長い時間
経った後ってどうなのか私は疑問です。

分野は違いますが、若い頃科学を学んだ人間として仮説原理を
証明するために実験をしますが、実際誤差が生まれることが
ほとんどで、違うファクターも存在してそこを無視してはいけないと
思います。

数年前まで政府が原発の安全性を唱えていたと思うんですが
実際に通常問題なく稼働していたけど、やっぱり事故が起こり
ましたよね。そういう脇の甘さを遺伝子組み換え問題にも感じて
しまうんです。

理系専攻の人間としては技術としてあっていいと思いますが
細心の注意が必要だと思うし、促進していくべきことではないと
思います。どこか邁進して欲に駆られた時惨事が起こるような
気がしてなりません。

少ない農家で沢山の作物を収穫しなければいけない社会現象が
よくないのであって、生野菜や果物くらい皆が自分の庭で作る
ライフスタイルにしたらいいんじゃないんでしょうか。

酪農とか穀類や海産物については農業専門の人がやらないと
難しいかなって思うけど、生野菜や果物くらい誰でも作れると思うし、
その方が新鮮で味もいいし栄養価も高いし、調理もシンプルで
よくって効率のいい暮らし方だと思います。

前にも書きましたけど、手間を減らして暇な時間を増やして
ネットとかでお下劣なもの見放題とかもう止めましょうよ。
うんざり。


私が教科書の中で興味を持ったのはiPS細胞です。iPS細胞は
臓器や組織を人工的につくり出すことの可能性を期待されていて
2007年日本の山中伸弥博士がヒトの皮膚細胞から人工的に
幹細胞をつくり出すことに成功しました。

幹細胞とは、発生のはじめの頃の細胞のように、いろいろな
種類の細胞になることが出来る細胞のことをいいます。

生き物の中にはこの幹細胞を体のあちこちに持っているものが
あり、河川に住む体長2~4センチの生物プラナリアは体を
3つに切断すると10日後には3匹に増えます。これを読んで
びっくりしました。

イモリも腕や尾を切断しても数か月で元に戻るそうです。

ヒトには何種類かの幹細胞がありますが、その能力は限定
されていて、すべての種類の細胞になることは出来ないそうです。
この幹細胞を組織幹細胞といいます。

幹細胞にはiPS細胞の他にES細胞があって、ES細胞は受精卵
から抽出されるため、能力が高いけど「命の源である受精卵を
壊していいのか」といった問題があるそうです。

ES細胞のESはembyonic stemの略で日本語にすると胚性
幹細胞、iPS細胞のiPSはinduced pluripotent stemの
略で日本語にすると人口多能性幹細胞だそうです。ちなみに
英語で幹細胞はstem cellです。


こちらのテキストには幹細胞に関する記述はありませんが、
細胞分裂の際の紡錘体についてもっと書かれてあります。
日本の教科書は染色体についての記述はもっと詳しく
書かれていますし、あまり紡錘体って言葉を聞いたことが
ありませんよね。実際Wikipdiaで読んでも
日本語では数行、英語だと結構な量書かれています。

染色体は染色液に染まるので観察しやすいと思うのですが
紡錘体ってどうやってわかるのかなぁ。でもここの異常で
細胞分裂の異常や異常細胞の生成がされることはないのか。

それとこちらのテキストには癌細胞が出来る仕組みについての
記述もありました。

研究担当分野が違うのでしょうか。国際協力でそれぞれ
専門分野を分担して多岐に渡った研究が推し進められている
現在、難病と言われていた病もどんどんと解決していく日も
間近な予感がします。



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by pukeko-p | 2016-08-06 01:43 | 私の勉強