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嘘に対する対策

うちの子は嘘だけはあまりつかないのですが、次男が学校で濡れ衣を着せられて
頭にくることがよくありました。これは学校も認めていることです。
例えば学校の校庭の遊具が壊れていてそこを通りかかっただけの次男が
壊したと年下の子達に冷やかされてしつこく付きまとわれて、きちんときっぱり
「やってない。あっち行けよ。」と言って本人はその場から離れているのに、
着いてくるので鬱陶しくて押し倒したら年上の子達がやってきて次男が責められ
お仕置き部屋に入れられました。そんなことがよくあって授業を受けさせてもらえなかった
ことがよくあります。私も呼び出されて確認したのですが、その遊具は他の子が
もっと前に壊した事実も学校側は知っています。でも体の大きい子が小さい子に
抵抗をするのは相手が多勢であっても許されないことなんです。体の大きい子は
どんなにバカバカしいことでも耐えるこれが原則だと言うことを学ばされた
事件ではありました。

書くと長くなるので1件1件書きませんが、次男がやっていないのに濡れ衣を
着せられ、同様な事件がいくつかあります。全て学校側も次男がやっていないことは
把握しています。ただ次男もやっていない時はどんなに相手が鬱陶しくても我慢して
「やってない。」だけ冷静に言い続けることが大事だと言うことを学ばされたことです。

同時に濡れ衣を着せられた側がどういう気持ちになるのかわかるので、次男は
嘘はつきません。やったことに対しては潔く認める子です。多少乱暴な子だとは
把握していますが、人を陥れるような人間ではないし、体の弱い子には我慢を
してるし、手加減をすることも知っている子です。

嘘までとは言わないけど大袈裟に言って言いつける子にもイラってきますね。

3年前に公園で見かけて「こういうパターンなんだ。」って理解出来てよかったです。
公園なので知らない子が集まりますがうちの子達は知らない子でも人懐っこくて
遊べます。楽しそうに遊んでいたのに、ちょっと悪ふざけしてじゃれあっていたら
その子がずっと知り合いの方と話しに夢中になっていたお母さんのところに行って
「あの子が蹴った。」と言ったらしく、お母さんが物凄い剣幕で次男を叱りました。
見てないし、全然痛そうでもないのに。私は海をバックにでも遠巻きに一部始終を
見ていたのですが、その子が先に蹴って次男は軽く蹴り返しただけです。
相手の方が体が大きいってだけで被害者意識を持つのもおかしいし、見ていない
小さなことをそれだけ大袈裟に責めるのもおかしいですね。ここで親が出て行くのは
どうかなと思いつつも理不尽な状況を次男がどう対処するのか見ていたら
そのお母さんの剣幕に圧倒されたのか、その子が先に蹴った事実も自分も蹴ったことも
忘れてしまったようで「やってない。」って言ってました。自分の子も嘘をついた
ことでびっくりしたのですが、あんな馬鹿げた叱り方をすると嘘を引き出すんだなぁと
学んだ光景でした。トラブルには大人が冷静に対処したいですね。落ち着いて
どうしたのか聞く。まず被害を訴える側を気遣う。こういう場合「大丈夫?痛いの?」
って聞いてあげることが大事なんじゃないかと思います。子供の心が落ち着いてから
「どうしたの?」って聞いてあげれば本当のことを言ってくれます。それで大概
「大丈夫。痛くない。」って言って遊びに戻っていきます。

嘘をつく子の親の特徴ですが、まず必要以上にお金を荒稼ぎするのに忙しかったり、
不倫の情事に溺れてて子供のことをきちんと見ていないことが多いです。
子供の成長に合わせて段々と子供を距離をおくことは大事です。でもきちんと見守る
ことは大事だと思います。いい歳して自分ばっかり可愛いので、公園に来るにも
公園にふさわしくないような飾り立てた格好してきますね。経済的理由があって
お仕事に忙しい方や家庭の事情で再婚された方をバッシングしている訳ではありません。
人間説明のつかない感情が生じることもあるでしょう。私と夫の関係も褒められた関係では
ないかもしれません。でも二人とも子育てはきちんとやってるつもりです。
どんな事情があろうと子供をきちんと育てていないことの言い訳にはならないと
思います。成人するまでは親が責任者で監督者なのだと言う事実を忘れたくない
ですね。

嘘をつかせないようにするために必要なことのひとつに、「人を責めない。ことを学習させる。」
というのがあると思います。ここの人はよく"Naughty boy!”とか言ったりしますが、
私は使ったことがありません。責められると、まず自分を防御しようとします。そこで「やっていない。」
とか他人のせいにして嘘をつくんです。時には怖いので本当に自分が何をしたのか忘れて
しまうことあるようですね。「こんなことがあったんだけど、こういうことはいけないことだよね。
こういうことされたらどういう気持ちになると思う?」って冷静に聞いたり「これは危ないよね。
これをやったらどうなるかな。」って聞いて学習させることが大事です。子供は失敗を
通していろんなことを学習します。失敗こそがいちばんの学びの場だと私は思ってます。
私はIT出身者ですが優秀な技術者の方って昔からPCを持っていて何度も壊しちゃったことの
ある人です(笑)。私はそういう大胆さがないので駄目ですね。設計したり、綿密なプログラム
作成は出来ましたが、トラブルシューティングが全然出来ないんです。どんな業種も
トラブルシューティング出来て一人前ですよね。

嘘や言い訳ほど成長の妨げになることはないと思います。真剣に向かいあいたいですね。

自分のうちがお金持ちだとかどこに旅行に行ったとかそういう嘘をいちいち咎めたり、
嘘つき呼ばわりする必要もないと思います。「へぇー、すごいね。」って言っておけば、
いい話です。子供が羨ましがると面倒ですね。でも「◎△君のうちお金持ちなんだねぇ。
ママも働きにいくからお手伝いしてよ。」とか「いいねぇ。お金溜まったら、いつか
行きたいね。」って話すのもいいですね。ある意味いい夢なのですから、その話に
乗るのも悪いことではないと思います。大概「ねぇ、それって本当に欲しいの?」
って聞くと分不相応な物に関しては要らないって返事が返ってきますよ。親も迷ってる
ものに関してだけ交渉してきます。子供もしっかりしてますよね(笑)。


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by pukeko-p | 2012-09-15 22:59 | 育児