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日本の有限会社法廃止に伴う社会のあり方の変化について思うこと

子育てをしていて、社会のことがよくわからなくなっている間にいろいろ
変わってるんだなぁって勉強してみて気づきます。なーんとなく
私達の下の世代の人はニートがいて社会の中での自分の位置づけに
対する価値観が変わってたり、生活保護受給者が増えている感じがして
社会保障制度との向かい合い方も変わってきているのは感じていたの
ですが、企業の体質自体も変わってきているのですね。

これから書くことは主婦業を長くしていて社会的感覚から離れてしまった
ずれた意見かもしれませんが、私なりに昔は会社員だった感覚も
含め思うことを書いていきたいと思います。

有限会社というのは小さな会社ってイメージで友人、知人、親戚などと
簡単に出来ることややりたいことを事業にするイメージがありますよね。
株式制度にするってことはもっと一般に資金調達を請うことで
社名の知名度やもっと世間から評価を得る業績を上げろという感じがあります。
評価が上がれば株価も上がるイメージです。以前にも増して市場に求められる
需要に厳密に対応した仕事と企業倫理に準じた好感度の高い企業イメージが
求められている時代に突入したんだなって気がします。
又会社名の認知度を上げることによりいっそう企業の責任が問われる訳で
企業側も緊張して出荷物に関する安全性を追求するようになると
思います。

新しい時代の変化に伴う新機軸事業の起業は難しくなってきているの
かもしれません。まず投資家達に、投資価値のある起業であるという
アピール、運営の安定性を綿密に計画しないと成り立たないの
でしょうね。有限会社の最低資本金は300万円でしたが、株式会社の
場合1,000万円です。若い人がアイデアだけで起業するのは難しいと
思います。若くして親が亡くなったとかそうでなければ、それだけの
資本金を貯めるのには、どこかに勤めて数年かかりますよね。
政府もそれだけの社会人経験を積んでからではないと、起業を奨励しない
という姿勢もあるのかもしれませんね。若い人の場合とにかく利益だけを
追うことの成功にだけ目が行きやすいので公共倫理性などは無視して
しまいがちだと思います。その歯止めにはなるでしょうね。大手企業の中で
新機軸事業部が発足されるということはあっても、一から独立した企業が
それを行うのは難しい気がします。

有限会社の最低資本金300万円からも見られるように、元々
小さい経営を目指しているので、雇用も見込んでいないみたいですが
株式会社にすると資金を世間から調達することが出来るので
市場を注意深く見守って、その事業の安定性のためにも
倫理性と照らし合わせて、需要に誠実に供給していけば
事業が成功する確率は高いため、従業員の雇用機会も増える
のではないでしょうか。

私は昔大手企業に勤めていて安定性の恩恵はあったものの
社会の変化に伴う対応に対しては動きが遅くって、いろんな部門の
承認が必要だったり、小回りが利かないところがちょっといらいらして
しまいましたが。

経営者が社員に求める像というのも、以前にも増して経営状況を
理解して、会社の全体像を睨みながら、個々の担当分野を
しっかり任せられて、業界動向による構造改革に伴う分野の移動にも
スムーズに対応出来る社員というふうになってきているのかなって
思いました。上司に指示されたことを的確に守っているだけでは
勿論駄目ですもんね。

会社員時代も自社株購入制度などもありましたが、私は購入して
ませんでした。額は小さくても配当金が来たり、そのニュースレターを
読んで経営分析などをよく理解している同僚もいたんだなと思うと
ちょっと働くモチベーションが違ったのかもしれません、、、。
私は私なりに担当業務をきちっとこなしているつもりではいたし
会議での上司の経営状況報告はきちんと聞いていて議事録も
取っていましたが。小額でも自社株くらいはプロ意識として買っておく
べきだったのかもしれません。


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by pukeko-p | 2014-08-30 08:46 | 遠きにありて思うこと